SustainiaのCEOであるRasmus Schjødt Pedersenは、アントニオ・グテレス国連事務総長が主宰した国連気候行動サミットへの道中にあります。
この記事では、サミット開催に向けたRasmusの思いを共有させていただきます。

ニューヨークでは国連気候行動サミットの開催により「クライメート・ウィーク(気候
週間)」
が幕を開けました。政府と民間セクターのリーダーらが集まり、気候行動への
目標を掲げ、様々な企業が目標を行動に移すための洞察を共有する予定です。
さらに同サミットは1.5℃シナリオに沿った温室効果ガス削減目標設定に向けた企業への呼びかけ等、1.5℃運動への勢いを後押しします。SustainiaはUNGC及びDNV GLと協同で、1.5℃の未来達成に向けたビジネスソリューション、戦略及びマインドセットの概要を説明した国連気候行動サミットのための特別報告書を発刊しました。サミット開催と1.5˚C Business Leadership report発刊に際し、Rasumusは自身の思いを共有します。

単なる部分の寄せ集めではない全体を
これまでに開催されてきた、そして今後されていくであろう気候変動に向けた行動を
企業に呼びかける重要なサミットの数は数え切れません。
しかしRasmusはサステナブルなビジネスへの変革において、一企業が革新的な引き金となるとは信じていません。その重要性にもかかわらず今回のサミットは同様のイベントの合計よりもはるかに大きなムーブメントに貢献する1つの契機に過ぎません。.

 

「サミットは特効薬ではありません。
しかし、
1.5℃ビジネス・リーダーシップの価値を証明するという重要な役割を果たすでしょう。

Sustainia, CEO, Rasmus Schjødt Pedersen


運動への参加は無料チケットではありません。達成されるべきことがまだまだあるのです。
Rasmusは1.5℃運動への参加を、企業にとって困難になりうるものの実行が必須の行動の最初のステップである、と捉えています。同運動にすでに参加している企業は、他社に強力なシグナルを与え、特に今回のサミットを通して自社が実践中の1.5℃シナリオに沿ったソリューション、戦略及びマインドセットを発信することが可能です。課題が
山積みである中、Rasmusはこれらの企業がリスクを機会に変え、新たな事業機会を
ものにし、他社が後に続く様インパイアすることができる、と実感しています。

科学的根拠に基づく目標は、わたしたちがお互いに助け合って「活用されるべき
ツール」です。
科学的根拠に基づく目標は今まさに発展途中であり、理解及び運用が困難とされて
いますが、そのさらなる発展及び普及に向けてできることはまだまだあります。
同目標は「活用されるべきツール」であり、そうなるためには企業と政府がお互いに
助け合っていくことが不可欠です。Rasmusはこのようなツールの実用化支援において、Sustainiaをはじめとするアドバイザリー・ファームの役割の高まりを実感しています。

枠組みと企業の成功はストーリーによる詳述が不可欠
サステナブルなビジネス慣行に関する様々な枠組みが存在しますが、これらは競合の
関係にあります。そこで、他社が枠組みの現実的な実行可能性を理解し、実用への勢いを高めるためこれらの枠組みを使いこなし、その経験を語るフロントランナーが必要です。1.5℃運動はビジネスにおける適切な意思決定を導き、参加企業をパイオニアとして結びつける上で重要な象徴的かつ実用的枠組みをリーダーに提供するでしょう。

 

1.5℃のストーリーは他企業を感化し、
行動を推進していくために大きな規模で
語られていかなければなりません。

Sustainia, CEO, Rasmus Schjødt Pedersen

 

1.5℃の枠組みは「新たな市場の現実」への返答です。
1.5℃運動は純粋に道徳的・倫理的決定としてではなく、真に優位性のあるビジネス決定として1.5℃目標に沿った取り組みを行なっています。1.5℃ビジネスリーダーらは、
道徳的勇気あるいは科学的根拠に基づくビジネス慣習により家族の様に繋がっている
のではありません。彼らは、気候変動が劇的にリソース、ステークホルダーのニーズ
そして顧客の需要を一新させるという新たな市場の現実に対処しているのです。1.5℃の枠組みは新たなビジネスによる取り組みに向けたアドバイス及び仕組みを提供し、企業がこの新たなビジネスの時代で成功するために必要なインスピレーション、リソース
及びネットワークを備えることを可能にします。

先を見据えて
気候行動サミットが展開するにつれて、Rasmusの思索が変わるでしょうか。サミット後のインタビューにて、今回ご紹介した思索がどのように発展していったのっか、彼の
経験及び振り返りをもとに掘り下げてお伝えします。その間にわたしたちに残れた
たった一つの未来に向けて先進的な取り組むを行う世界中の企業のソリューション、
戦略及びマインドセットの詳細を説明した
1.5˚C Business Leadership report
ダウンロードが可能です。

ぜひ1.5℃運動への理解を深めるためにご覧ください。